近頃、ワークマンのイージスが人気です。ワークマンは「作業着を売る店」というイメージでしたが、イージスを発表することでライダーから絶大な人気を得ました。
イージスは防水・防寒着です。作業着に必要な機能である防水と、寒い時期に必要な防寒能力を兼ね持った製品となっています。その為、何枚も重ね着する必要がなくなり、これ1枚で暖かく外で働けることができます。
そして、イージスの機能はライダーに注目されました。その結果、「ワークマンのイージスが安くて高機能」と口コミで広がり、ワークマン店舗では売り切れが続出しています。そんな大人気商品ですが、実はバイク用レインウェアとしては若干頼りない所があります。
バイクのレインウェアは特殊な環境で使われる
バイクのレインウェアは、特殊な環境で使われます。それは時速60km以上で、雨に当たることです。登山や作業着では、この様なハードな環境で使われることを想定していません。
雨粒が顔に当たるだけで「痛い!」と思ったことがあるでしょう。それだけ強い力で雨が当たってくると言えます。バイク用のレインウェアには、高い耐水圧性能が必要なのです。
それはワークマンの公式サイトにも書かれています。
雨の日の雨具としてご購入をご検討されているライダーのお客様へ
ワークマンのイージスシリーズはSNS等の口コミでバイカーに大好評をいただいておりますが、こちらの商品は耐水圧10,000mmであり、雨の日にバイクで着用した場合、完全に防水対応できる耐水圧仕様ではございません。
バイク専用耐水圧は15,000mmとなっており、イージスシリーズではBIKERS(バイカーズ)となります。防寒対策としてのご使用であれば自信をもっておすすめできる商品になっておりますので、雨具としてのご使用をお考えのバイク乗りのお客様はご理解の上、ご購入をよろしくお願いいたします。
同じイージスでもBIKERSを選ぶ
公式サイトにもあるように、バイクのレインウェアは15,000mm以上の耐水圧性能が求められます。ワークマンではBIKERSという製品がこの性能を満たしており、ライダー向けの商品になっています。
BIKERSの弱点
BIKERSには防寒性能がありません。その為、防寒性能があるジャケットを重ね着する必要があります。
ユニクロのウルトラライトダウンや、ワークマンのつなぎダウンのような商品を重ね着することで、暖かさを得ることができます。最近では安価なUSB電源の電熱ベストがあるので、そういった物もおすすめです。
その為、レインウェアはやや大きめを選ぶことです。風に煽られず、かつ重ね着が可能なサイズを見極めることが重要です。
それでも浸水するのを覚悟する
いくら耐水圧15,000mmのBIKERSを着たといっても、ライダーの環境は過酷なものです。ジャケットの継ぎ目や、縫い目から浸水することを覚悟しておいたほうがいいでしょう。
絶対に浸水したくないなら、レインウェアを重ね着する方法があります。2重の防水で、雨をシャットダウンするやり方です。
ある程度の浸水を覚悟するなら、インナーの素材を工夫しましょう。ポリエステルやウールなどの素材でできた服を着れば、濡れても体温を奪いません。
綿は濡れると体温を奪ってしまうので注意が必要です。「今日は雨が降りそうだな」と思ったら、Gパンなどの綿製品は避けて、ポリエステルでできた服を着込むと効果的です。
雨を防げない雨具を売っているワークマンは‥
店頭には何も説明がなくて、胸元がびしょ濡れになりました。
因みに買ったときはバイカーズなんて無かったよ。