実はETCの呼び方は「イーテック」だった!?

ETCの封筒

話題になったツイート

bombom(@bombom583)さんがツイートした内容が話題を呼んでいます。

その内容とはETCの封筒に「イーテックと呼んでください。」という文言が書かれてあるというもの。

イーテック?なんだそれ?と大半の人はお思いになるでしょう。ほとんど知られていない事実ですが、実はETCにはイーテックという呼び方が存在します。

「イーテック」は愛称

イーテックと呼ぶとは言ってもETCの正式名称というわけではありません。

ETCの正式名称はElectronic Toll Collection System(エレクトロニック・トール・コレクション・システムまたはノンストップ自動料金支払いシステム)です。

ではイーテックという呼び方は何か?

実はこの呼び方は愛称なのです。

ETCがまだまだ普及していない2001年に、普及促進のため行なわれた国土交通省主催のETC愛称コンテストによってイーテックという愛称が決まりました。ちなみにイーテック以外にも「イースルー」や「パスウェイ」といった愛称候補もありました。

そして国土交通省はイーテックという愛称を広めようとポスターや封筒を活用しましたが、すでにイーティーシーという呼び方が定着していたためにまったく浸透しなかったのです。

バイクにおけるETC普及率

残念ながらイーテックという呼び方は普及しませんでしたが、ETC自体の普及率は2001年の2%以下から90%を超えるまでになっています。もう無くてはならないものになっていますね。

しかし、バイクにおける普及率は依然として低いままです。2013年時点では13%程度にとどまっていて、2018年現在の普及率は多めにみつもっても、おそらく20%以下でしょう。

原因は四輪車に比べてETC導入時のコストが高いことなどが考えられます。一方で、その分バイクの方がETCの恩恵が大きい点などもあります。例えば、バイクはグローブをつけて運転することが一般的なので、料金所などで財布から小銭などを取り出しにくいといった場面に遭遇したことがある方は多いのではないでしょうか?

後ろに車が並んでいると焦って余計に取り出せないなんてこともありますよね。そういうときにETCがあればノンストレスで高速道路に入れるのでおすすめです。

とはいっても、そもそもバイクで高速道路を利用する機会が少ないライダーにとってはシート下などのスペースを取られるETC車載器を取り付けることはデメリットの方が大きくなってしまうかもしれません。

今後、バイクにも高速道路で便利なクルーズコントロールやレーンキープといった自動運転技術が普及すれば、しだいとバイクでの高速道路利用者も増えてくるのではないでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です